孤独な負け組の独り言

負け組独身孤男。暇つぶしもかねてつらつらと。

インデックス投資について(なぜ今投資なのか?其の三)

前回は、インデックス投資株式投資の最適解である理由を説明します。

ただし、自分は投資の天才であり、個別銘柄の売買で巨万の富を築ける自信がある、

といった方にとっては、リターンも平均的なこの投資方法は退屈に見えることでしょうし、実際ごく一部の人は市場に勝ち続ける事ができています。

インデックス投資とは、いわば市場平均のリターンをとるというやり方です。

市場平均と聞くと、無難でつまらない、もっと多く稼げる方法はないの?と思うかもしれませんが、よほどの天才で無い限り、常に市場平均を超えて稼ぐのは不可能です。

なぜかというと、株式市場は株価に関するあらゆる情報が公開され、常に売買が行われていることで、おおよそ歪みのない、公正な価格で取引されていると見るべきだからです。これを効率的市場仮説といいます。これに従えば、いつ株を買っても、常にそのときの情報を反映した適正な価格で買うことができる、ということになります。

株式市場で売買しているのは、個人投資家だけではありません。むしろ、その道のプロである機関投資家の売買金額のほうがよほど大きいのです。そういった並み居るプロ達を出し抜いて、もうけを出すのは容易なことではありません。

 

そして、そうしたプロ達も含め、あらゆる市場参加者のポートフォリオの平均が、インデックスになるのです。

だから、市場平均であるインデックスファンドに投資するというのは、その効率的な株式市場の縮小コピーそのものを保有することに他なりません。

 

ここで、疑問にもたれた方もいるかもしれませんが、市場が常に適正な価格で売買されているならば、個別銘柄を保有するのもインデックスを保有するのも一緒ではないか、と思った方もいるかもしれません。なので、次回は分散投資のメリットについて語りたいと思います。

 

では。